代表者と理念

常務取締役 鈴木 裕幸

ホスピタリティと変革への勇気を持ち、地元から愛される
タクシー会社へと一緒に盛り上げていきましょう!

子ども~学生時代

私は仙台出身です。子供の頃からスポーツが好きで小学校~大学までバスケットボール部で汗を流し、中学・高校・大学ではキャプテンを務めました。
また子供の頃、パイロットや野球選手と周りの仲間が将来の夢を語っていた時、私はタクシーの運転手になりたいと言っていました。母に連れられ初めてタクシーに乗った時の乗務員さんが物凄くカッコ良く見えたのがきっかけだったと覚えています。

乗務員を経て経営側になりましたが、現在タクシー会社で仕事が出来ている事は夢が叶ったと言ってもいいのかもしれません。

社会人になって

大学を中退後、バーテンダーや訪問販売会社等、約3年間の迷走による失敗を繰り返し、25歳の時に建設業に就職しました。
 
主に外構工事の設計・施工管理を担当し、現場管理もしていました。現場には気性の荒い年の離れた職人さんがたくさんおり、管理や対応が大変でしたが、今役に立っているコミュニケーション能力はここで鍛えられたんだと、当時の職人さん達には感謝しています。
 

建設業からタクシードライバー、そして運行管理者へ

約12年間務めた建設業界を引退し、子どもの頃の夢だったタクシー乗務員に挑戦しようと平成15年10月に平和交通株式会社に入社しました。
 
最初は不安もありましたが、長時間の運転、色々なお客様との出会い、頑張っただけ頂ける給与など、私にとっては全てが楽しく、この仕事は本当に私に合っているんだなと思いました。
 
そんな中、乗務員になってからちょうど1年が経過するころ、上司から運行管理の仕事をしてくれないかと頼まれましたが、乗務員の仕事が楽しくお断りしました。ただその後も何度も頼まれ、3度断りましたが、さすがに4度目で根負けし、運行管理者としての仕事をする事となりました。

好きな言葉

好きな言葉は「本気」です。
「本気ですれば大抵のことができる。本気ですれば何でもおもしろい。本気でしていると誰かが助けてくれる」この言葉がとても好きです。
 
何事も、本気でやるからこそ面白く、失敗や上手くいかないことがあっても乗り越えられるのだと思います。

管理職を経て取締役就任へ

管理職になってからリーマンショックやコロナ過など様々な経験をしながら運行管理者を10年、統括運行管理者を12年務めて参りました。
そして、令和7年5月に前社長が退任され、同6月より取締役に就任し、この仙台拠点のリーダーになりました。

現在は古い考えや古い常識を壊し、私の大好きな乗務員という職業をもっと働きやすい職業にするべく、臨機応変な勤務シフト作りや、管理職と乗務員の壁を無くし、アットホームな職場環境作りに力を入れています。
興味がある方は是非一度、平和交通に見学に来て下さい。


 

基本理念、大切にしていること

【基本理念】人を愛し 地を愛し 社を愛す
【ミッション】地域の足となり目となり、小回りの利くおもてなしで仙台を元気にする。
【存在価値】地域の方達の身近な足として、お客さまを目的地まで安心安全にお送りする。
【会社運営で大切にしていること】
第一番は、社員を愛することです。経営理念そのものです。愛する社員が仙台の成長発展を願って誠心誠意仕事をすることで、地元を愛することにも繋がります。社員を愛して大切にするところから始め、地元から愛される会社に育っていくことを大切にしています。

地元の方から愛され信頼されるタクシー会社へ

「地元の人の身近な足として役に立つ」、「小回りの利くおもてなしで仙台を元気にする」ことをずっと考え、改善に努めてきました。
 
例えば、コロナ禍の時に、医師・看護師や患者さん、PDR検査受診のための移動手段が限られ、社会課題となっていましたが、不安もある中、体制を整えて率先して送迎を引き受け、大変喜んでいただきました。
 
地域密着への地道で継続的な努力により、地域のお客さまから愛され、信頼いただけるタクシー会社へと成長してきました。これからも「地域交通に欠かせない存在」として精進していきたいです。
 
 

ホスピタリティの魅力

タクシードライバーの魅力の一つは、タクシーという個室を持つことができ、「自分の世界」に入って仕事を進め、お客さまと接しながらしっかりとした収入を得ることができるところだと思います。
 
また、新卒採用に舵を切った理由でもあるのですが、ホスピタリティを発揮できるのも大きな魅力です。指名をたくさんいただいているドライバーも多く、AIの自動運転が出てきても、話し相手や柔軟なケアをするホスピタリティの需要は残ると考えています。
割合としては、自動運転VS人で3:7~5:5くらい。ホスピタリティの能力の高い人、お客さんの笑顔をつくれる人が必要とされるでしょうし、人間味の部分は需要があると思うので、そこを大事にしていきたいです。
 
新卒採用の皆さんと一緒にホスピタリティを高め、地域住民の方々のニーズに応え続けていきたいと思っています。
 
 

これからの目標や夢

最近はずいぶん改善されましたが、一番は、タクシー乗務員の地位やイメージの向上です。フレッシュで善意にあふれる皆さんと一緒に、より信頼され、愛され、自尊心が高まる職業にしていきたいです。ホスピタリティ、コミュニケーション能力の高さを武器に、お客さま・地域にとってなくてはならない存在になることを通じて叶えていきたいです。
 
 

若者に期待すること

平均年齢を大きく下げ、地位の向上や環境のリフレッシュに一緒に取り組んでいきたいです。
数年間、タクシー乗務員(現場)を経験した後、管理職にステップアップいただき、仲間を大事にし、乗務員との接点を強くして密に連携していけるしくみを磨いていってくれることを期待します。
また、勇気を持って常に新しいことにチャレンジし、変わり続けることに挑んで欲しいと思います。
 
他のタクシー会社と合計すると、年100人くらい仙台の乗務員数が減っていますが、弊社には毎年新入社員に入っていただくことで乗り越えていきたいと考えています。
 
お礼状が届くことも多く、お客さまからもとても感謝される仕事ですし、人間関係もいいのでぜひ入社いただきたいです。

管理職時代の鈴木常務
学生取材の様子